節 :
6
لَقَدۡ كَانَ لَكُمۡ فِيهِمۡ أُسۡوَةٌ حَسَنَةٞ لِّمَن كَانَ يَرۡجُواْ ٱللَّهَ وَٱلۡيَوۡمَ ٱلۡأٓخِرَۚ وَمَن يَتَوَلَّ فَإِنَّ ٱللَّهَ هُوَ ٱلۡغَنِيُّ ٱلۡحَمِيدُ
(信仰者たちよ、)彼ら(イブラーヒーム*と、彼と共にあった者たち)の内には、確かにあなた方、アッラー*と最後の日*を望む¹者への、よき模範があった。そして背く者²があろうと(、そのつけは自分自身に返って来るだけである)、本当にアッラー*にこそは満ち足りた*お方、称賛されるべき*お方なのだから。
節 :
7
۞ عَسَى ٱللَّهُ أَن يَجۡعَلَ بَيۡنَكُمۡ وَبَيۡنَ ٱلَّذِينَ عَادَيۡتُم مِّنۡهُم مَّوَدَّةٗۚ وَٱللَّهُ قَدِيرٞۚ وَٱللَّهُ غَفُورٞ رَّحِيمٞ
(信仰者たちよ、)もしかするとアッラー*は、あなた方と、彼ら(近親であるシルク*の徒)の内であなた方が敵対した者たちの間に、(彼らがイスラーム*を受け入れることによって、)愛情を芽生えさせられるかもしれない。アッラー*は全能のお方であり、アッラー*は赦し深いお方、慈愛深い*おかたなのだから。
節 :
8
لَّا يَنۡهَىٰكُمُ ٱللَّهُ عَنِ ٱلَّذِينَ لَمۡ يُقَٰتِلُوكُمۡ فِي ٱلدِّينِ وَلَمۡ يُخۡرِجُوكُم مِّن دِيَٰرِكُمۡ أَن تَبَرُّوهُمۡ وَتُقۡسِطُوٓاْ إِلَيۡهِمۡۚ إِنَّ ٱللَّهَ يُحِبُّ ٱلۡمُقۡسِطِينَ
アッラー*は、宗教においてあなた方と戦ってもおらず、あなた方をあなた方の家から追い出してもいない者たちに、あなた方が善行を施し、公正に接することを禁じていらっしゃるわけではない¹。本当にアッラー*は、公正な者たちをお好みになるのだから。
節 :
9
إِنَّمَا يَنۡهَىٰكُمُ ٱللَّهُ عَنِ ٱلَّذِينَ قَٰتَلُوكُمۡ فِي ٱلدِّينِ وَأَخۡرَجُوكُم مِّن دِيَٰرِكُمۡ وَظَٰهَرُواْ عَلَىٰٓ إِخۡرَاجِكُمۡ أَن تَوَلَّوۡهُمۡۚ وَمَن يَتَوَلَّهُمۡ فَأُوْلَٰٓئِكَ هُمُ ٱلظَّٰلِمُونَ
実にアッラー*があなた方に禁じられるのは、宗教においてあなた方と戦い、あなた方をあなた方の家から追い出し、あなた方の追放に手を貸した者たちを盟友とすることなのである。彼らを盟友とする者、それらの者たちこそは不正*者なのだから。
節 :
10
يَٰٓأَيُّهَا ٱلَّذِينَ ءَامَنُوٓاْ إِذَا جَآءَكُمُ ٱلۡمُؤۡمِنَٰتُ مُهَٰجِرَٰتٖ فَٱمۡتَحِنُوهُنَّۖ ٱللَّهُ أَعۡلَمُ بِإِيمَٰنِهِنَّۖ فَإِنۡ عَلِمۡتُمُوهُنَّ مُؤۡمِنَٰتٖ فَلَا تَرۡجِعُوهُنَّ إِلَى ٱلۡكُفَّارِۖ لَا هُنَّ حِلّٞ لَّهُمۡ وَلَا هُمۡ يَحِلُّونَ لَهُنَّۖ وَءَاتُوهُم مَّآ أَنفَقُواْۚ وَلَا جُنَاحَ عَلَيۡكُمۡ أَن تَنكِحُوهُنَّ إِذَآ ءَاتَيۡتُمُوهُنَّ أُجُورَهُنَّۚ وَلَا تُمۡسِكُواْ بِعِصَمِ ٱلۡكَوَافِرِ وَسۡـَٔلُواْ مَآ أَنفَقۡتُمۡ وَلۡيَسۡـَٔلُواْ مَآ أَنفَقُواْۚ ذَٰلِكُمۡ حُكۡمُ ٱللَّهِ يَحۡكُمُ بَيۡنَكُمۡۖ وَٱللَّهُ عَلِيمٌ حَكِيمٞ
信仰する者たちよ、あなた方のもとに信仰者の女たちが(不信仰者*の世界から、イスラーム*世界へと)移住*者としてやって来たら、(その信仰心を確かめるべく)彼女らを試問せよ¹ーーアッラー*が彼女らの信仰心を、最もよくご存知であるーー。そして、もし彼女らが信仰者だと分かったならば、あなた方は彼女らを不信仰者*たち(である彼女らの夫のもと)に消してはならない。彼女らは彼らにとって(妻として)合法ではなく、彼らも彼女らにとって(夫として)合法ではないのだから。また、彼ら(自分の妻がイスラーム*に改宗した、不信仰者*の夫たち)には、彼らが(彼女らに)費やしたもの²を与えよ。そして、あなた方が彼女らに(イッダ*の後、)彼女らの婚資金*を与えたならば、あなた方が彼女らと結婚しても、あなた方に罪はない。また、不信仰者*の女性たちの絆に、しがみ付いてはならない³。そしてあなた方が(自分たちの妻に)費やしたものを請求させよ⁴。それが、あなた方の間を裁くアッラー*の法。アッラー*は全知者、英知あふれる*お方であられる。
節 :
11
وَإِن فَاتَكُمۡ شَيۡءٞ مِّنۡ أَزۡوَٰجِكُمۡ إِلَى ٱلۡكُفَّارِ فَعَاقَبۡتُمۡ فَـَٔاتُواْ ٱلَّذِينَ ذَهَبَتۡ أَزۡوَٰجُهُم مِّثۡلَ مَآ أَنفَقُواْۚ وَٱتَّقُواْ ٱللَّهَ ٱلَّذِيٓ أَنتُم بِهِۦ مُؤۡمِنُونَ
また、もしあなた方の妻たちの一部が、(イスラーム*を棄てて)あなた方から不信仰者*たちのところへと逃れ、その後にあなた方が(彼ら不信仰者*たちに勝利を収め、戦利品*という)戦果を得た¹ならば、妻たちに去られてしまった者たちに、彼らが(彼女らに婚資金*として)費やしたものを与えよ。そしてあなた方が信じているアッラー*をこそ、畏れる*のだ。