節 :
9
وَلَوۡ جَعَلۡنَٰهُ مَلَكٗا لَّجَعَلۡنَٰهُ رَجُلٗا وَلَلَبَسۡنَا عَلَيۡهِم مَّا يَلۡبِسُونَ
また、もし彼(使徒*)を天使*としたならば、われら*は彼(その天使)を人(の姿)としたのである。そしてわれら*は、彼らが(自分たちを)惑わしているもので、彼らを惑わすことになっただろう¹。
節 :
10
وَلَقَدِ ٱسۡتُهۡزِئَ بِرُسُلٖ مِّن قَبۡلِكَ فَحَاقَ بِٱلَّذِينَ سَخِرُواْ مِنۡهُم مَّا كَانُواْ بِهِۦ يَسۡتَهۡزِءُونَ
あなた以前の使徒*たちもまた、確かに嘲笑されたのである。それで彼らの内の嘲っていた者たちを、彼らが嘲笑していたもの(懲罰)が包囲したのだ。
節 :
11
قُلۡ سِيرُواْ فِي ٱلۡأَرۡضِ ثُمَّ ٱنظُرُواْ كَيۡفَ كَانَ عَٰقِبَةُ ٱلۡمُكَذِّبِينَ
(使徒*よ、)言ってやるがいい。「地上を旅し、それから(使徒*たちを)嘘呼ばわりした者たちの結末がどのようなものであったか、見てみるがよい」。
節 :
12
قُل لِّمَن مَّا فِي ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلۡأَرۡضِۖ قُل لِّلَّهِۚ كَتَبَ عَلَىٰ نَفۡسِهِ ٱلرَّحۡمَةَۚ لَيَجۡمَعَنَّكُمۡ إِلَىٰ يَوۡمِ ٱلۡقِيَٰمَةِ لَا رَيۡبَ فِيهِۚ ٱلَّذِينَ خَسِرُوٓاْ أَنفُسَهُمۡ فَهُمۡ لَا يُؤۡمِنُونَ
(使徒*よ、)言ってやるのだ。「諸天と大地にあるものは、誰に属しているのか?」言うのだ。「アッラー*に属する」。アッラー*はご自身に、慈悲を定められた¹。かれは疑惑の余地のない復活の日*に、必ずやあなた方を召集される。自らを(シルク*で)損ねた者たち、彼らは信じないのである。
節 :
13
۞ وَلَهُۥ مَا سَكَنَ فِي ٱلَّيۡلِ وَٱلنَّهَارِۚ وَهُوَ ٱلسَّمِيعُ ٱلۡعَلِيمُ
夜と昼に静止するもの(と動くもの)¹は(全て)、かれにこそ属する。かれはよくお聴きになるお方、全知者であられる。
節 :
14
قُلۡ أَغَيۡرَ ٱللَّهِ أَتَّخِذُ وَلِيّٗا فَاطِرِ ٱلسَّمَٰوَٰتِ وَٱلۡأَرۡضِ وَهُوَ يُطۡعِمُ وَلَا يُطۡعَمُۗ قُلۡ إِنِّيٓ أُمِرۡتُ أَنۡ أَكُونَ أَوَّلَ مَنۡ أَسۡلَمَۖ وَلَا تَكُونَنَّ مِنَ ٱلۡمُشۡرِكِينَ
(使徒*よ、)言ってやるがいい。「私が、諸天と大地の創成者*アッラー*以外のものを、庇護者*とすることなどあろうか?かれは養い給うお方であって、養われるお方ではないというのに」。言うのだ。「私は(この共同体において)、服従する者(ムスリム*)の先駆けとなることを命じられたのである。(私は、こう命じられたのだ。)『決して、シルク*の徒の類いとなってはならない』」。
節 :
15
قُلۡ إِنِّيٓ أَخَافُ إِنۡ عَصَيۡتُ رَبِّي عَذَابَ يَوۡمٍ عَظِيمٖ
(使徒*よ、)言うがよい。「本当に私は、もし我が主*に逆らったりしたら、この上ない(復活の)日*の懲罰(が自分に降りかかること)を怖れる」。
節 :
16
مَّن يُصۡرَفۡ عَنۡهُ يَوۡمَئِذٖ فَقَدۡ رَحِمَهُۥۚ وَذَٰلِكَ ٱلۡفَوۡزُ ٱلۡمُبِينُ
その日、それ(懲罰)から遠ざけられる者があれば、かれ(アッラー*)は確かに、その者にご慈悲をおかけになったことになる。そしてそれが、明白な勝利なのである。
節 :
17
وَإِن يَمۡسَسۡكَ ٱللَّهُ بِضُرّٖ فَلَا كَاشِفَ لَهُۥٓ إِلَّا هُوَۖ وَإِن يَمۡسَسۡكَ بِخَيۡرٖ فَهُوَ عَلَىٰ كُلِّ شَيۡءٖ قَدِيرٞ
(人間よ、)もしアッラー*があなたに害悪¹をお与えになれば、それを取り除いてくれる者は、かれ以外にはいらっしゃらない。また、かれがあなたに善²をお与えになるとしても(、それを阻む者はなく)、かれは全てのことがお出来になるお方なのだ。
節 :
18
وَهُوَ ٱلۡقَاهِرُ فَوۡقَ عِبَادِهِۦۚ وَهُوَ ٱلۡحَكِيمُ ٱلۡخَبِيرُ
かれはその僕たちの上に君臨される*お方であり、また、かれは英知あふれる*お方、(全てに)通暁されているお方。